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【TECH BLOG #33】「男性育休は家庭にも職場にもメリットがある!」

グリーエンターテインメント株式会社 エンジニア部 技術戦略チームのアンドゥです。
私事ですが、2022年に入ってすぐに第2子が産まれ、その直後の1月中旬〜2月中旬に育児休業を取得しました。
良い機会かと思いましたので、今回は育児休業(以下、育休)に関する内容を書きたいと思います。

はじめに

私は、用事がない時以外は仕事を休もうと思っていません。それは若い頃から現在に至るまでです。具体的な内容を話すと、今年度の法的な有休消化日を全く使用しておらず、しかも、育休中に期限が切れるとの事で育休の最初を有給に切り替え、育休自体の開始日を遅らせたくらいです。

年齢も会社の中では上の方から数えた方が早く、古い風習や考え方の人間だと自覚しています。過去にはチームメンバーの育休で苦労した経験もありましたので、出来る事なら私自身の育休は取りたくなかったです。

そんな考えの人間でも育休を取らざるを得なかった要因が”新型コロナ”です。夫婦共に実家が九州にあり、コロナ禍で行くことも親族に来てもらうことも出来ませんでした。また、関東近辺に妻と子供の面倒を見てくれる親戚などもいないため、私が育休を取る選択肢しか無かった訳です。ちなみに、1回目の育休取得の際はコロナ禍の序盤、2回目は第6波の真っ只中でした。

この様に、必要にかられて育休を取得した私ですが、今では本当に取って良かったと思っています。また、グリーエンターテインメントは非常に育休を取りやすい環境にあると感じました。
これからそれらの内容を説明したいと思います。

会社の育休制度と現状について

グリーエンターテインメントでは国の「育児・介護休業法」に則り、子どもが1歳に達するまで育休の取得が可能です。育休期間中の金銭面の心配に対しても「育児休業給付金」を受給することができ、給与の2/3相当額(上限あり)が国から給付されます。

また、育休期間中は会社のPCを返却し、アカウントも強制的に停止されるため、職場からの連絡や職場へのアクセスも出来ません。良くも悪くも、育休中は育児に集中出来る環境が整えられているかと思います。

これらの制度や仕組みの中で会社としても育休の取得を積極的に勧めており、実績として私が知る限りでも10件は越えています。エンジニアメンバーに関しては100%に近い取得率を保っており、2回目の取得は今回が初めてのケースとなりました。

なお、男性の場合の育休期間は1ヶ月間くらいが多く、私の2回も約1ヶ月間でした。最長では半年間取得した方もいます。

育休に対するチームの意識

会社の仕組みも重要ですが、それを運用する現場の意識も大切です。

その点に関して、グリーエンターテインメントの現場では育休を取得する事への抵抗感やチームメンバーからの嫌悪感などはほとんどなく、意識の高い状態かと思います。

その理由は”経験の有無”だと考えています。大半のチームで過去に育休を取得したメンバーがいるため、経験者としてその時の状況や気持ちがわかりますし、情報の共有や相談に乗ったりも出来ます。

直接の育休対象者でなくても、チームメンバー内に育休が発生した経験が生じることで、それに対応する能力も上がっているのだと思います。以前は代わりのメンバーを考えるなどバタバタしていたのですが、最近では”1ヵ月くらいなら無理に穴埋めするより、その人の分の作業やスケジュールを調整することで対応する”といった意識に変わっている気がします。

この様なチームの意識のお陰で、今では誰でも遠慮することなく育休の選択が出来る状態になっています。

更に育休後も皆が問題なくチーム復帰出来ている様です。ちなみに私は育休復帰してすぐに育休前のペースで仕事が出来ています。

育休を取ってみて

ここからは私が育休を取って感じたことを書きたいと思います。

育休中は・・・

第1子の育休を迷っていた時に妻から「出産後の母体は交通事故で言うと全治1ヶ月くらいの状態なので静養が必須です」という話を聞き、確かにその通りだと認識を改めさせられました。

また、生後間もない赤ん坊は2〜3時間おきに授乳が発生します。男の私ではそれに対応できないので、妻に任せるしかありません。

そのため、育休中は基本的に私がほぼ全ての家事を行い、妻には静養と赤ん坊の世話に専念してもらいました。ただ、可能な限り、私も寝かしつけや泣いた時のあやしなどを行い、赤ん坊とのスキンシップを取る様にしていました。

当然ながらこれは1回目だけでなく、2回目も同様です。

育休1回目と2回目の違い

育休1回目は赤ん坊が寝ている間にランニングなどをしていたのですが、2回目は正直そんな時間すらもありませんでした。。。

2回目は第1子の面倒を見る必要が出てきます。保育園へ預けることが出来ていなかったため、自宅での世話はもちろんの事、日中も積極的に子供と一緒に児童館や近くの公園へ遊びに行っていました。そのお陰か、第1子がようやく歩ける様になり、その成長を夫婦で喜ぶと共に安心したことが今回の1番の思い出です。

また、育休に入るタイミングも1回目とは違いました。育休1回目は妻と赤ん坊の退院日からの取得で良かったのですが、2回目は第1子の面倒を見るために出産日の翌日からの取得(当日は休日だったので)が必要でした。育休期間としては2回共に1ヶ月ほどなのですが、新しい家族を迎えてからの期間と考えると1週間くらいの差が出てきます。この違いは大きく、2回目は新しい環境にようやく慣れはじめたころに職場復帰する事になったので、正直余裕が無かったです。

家族が増える事は全員の環境を大きく変えます。”育休は家族が新しい生活に慣れるための時間”だと考えると、育休の期間を決める際は”新しい家族を迎え入れてから、どのくらいの日数が必要なのか?”とも考えた方が良いと思いました。

育休後の考え方の変化

育休後は育休を取るメンバーに対しての言葉が次のように考え方が変わりました。

前:「育休を取っても取らなくてもどちらでも大丈夫だよ。チームのことは心配しないで。」
  → チーム目線
後:「育休は取った方が良いよ。家族をしっかりサポートしてね。」
  → 100%家族目線

これからはなんの迷いもなく、私はメンバーを送り出せる様になったと思います。

私の若い頃、同期に子供が出来、その同期が毎日眠い目を擦りながら仕事をしていた事を覚えています。そんな状態では仕事も捗りませんし、周りも気を遣います。当時、私はそれを見て”人生で子供が生まれた後が一番忙しい時期なのだろう”と考えていました。長年、その時期に向けて準備してきたつもりだったのですが、今回私は育休を取ることで”人生で一番忙しい時期”を意図せず回避していました。”こんな回避方法もあったのか”と驚いています。

チームに迷惑をかけないため、育休を取らずに頑張る事も良いですが、その影響で心身ともに無理をしたり、周りに気を遣わせたりすることもあります。以前は”それも仕方がない”と考えていたのですが、今では”育休を取ってもらい、お互いに集中できる環境を作った方が良い”と考えが変わりました。

育休の効果

育休の効果についてはいくつか上述していますが、1番の効果は”子供と接する時間を取れること”だと思います。

私は小さい子供と一緒に遊んだり、世話することを極力避けてきましたが、自分の子供にそれは出来ませんし、でもどう接して良いかも分からずに不安もありました。そして自分の子供を強制的に世話する事になった訳ですが、子供を泣き止ませる方法を毎日考えて、実践していると、子供の好きな事嫌いな事を何となくですが理解出来る様になってきました。今では、子供と一緒にいる事が楽しいですし、それ程慌てることもありません。子供への愛情も深まったと思います。

こうなれたのも育休で育児に集中できたお陰かと思います。育休の期間は子供との最初の時間なので、非常に有用で貴重な時間を過ごせました。感謝感謝です。

まとめ

上述の通り、私は2回の育休を経験し、”男性も育休を取得した方が良く、家庭にも職場にもメリットがある”と強く思う様になりました。今後は、私の周りで取得したい人がいたら積極的に勧めたいと思います。

ただし、一つだけ育休を取る方に気をつけて欲しい事は、”育休を取る際の相談のタイミング”です。正直、育休開始1〜2ヶ月前に相談しても、上司やチームが対策を取るのは難しいです。取得するしないに関わらず、上司には早めに相談してチームと自身の調整の時間を確保する様にお願いしたいです。

育休を取れる機会はあっても数回しかないくらいかと思います。とても貴重な育休の時間ですので、取得された方は配偶者や子供の大変な期間をしっかりとサポートし、そして同時に楽しんでください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

グリーエンターテインメント株式会社 広報担当

東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズゲートタワー

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