【TECH BLOG #59】出向と長期運営タイトルに携わってみて

株式会社ポケラボのサーバーエンジニアMKです。
昨年2023年に育休から復職後、6月からグリーエンターテインメント株式会社に出向しています。
今回は同じグリーグループのグリーエンターテインメント株式会社に出向してみて感じたことについて書かせていただこうと思います。
はじめに
2022年から1年お休みをいただき、その後復職、グリーエンターテインメント株式会社で長期運営タイトルの開発に参画しています。
育休前は株式会社ポケラボでiOS、Android向けのIPアプリの開発・運営に従事していました。
どちらも運営フェーズに入っているプロダクトです。
前開発アプリとの差分
出向前のネイティブアプリ開発はサーバーサイドエンジニアとして携わっていました。クライアントからAPIを実行し、それに対してサーバーで処理をするかたちです。出向先での長期運営タイトルはアプリ版もリリースされていますが、アプリ内でWebViewを使用しWeb上のコンテンツを表示するガワネイティブアプリになります。言語は前開発アプリと同じPHPだったため、あまり大きな不安はありませんでした。
しかし参画してから思ったことは長期運営タイトルゆえの作りについてです。
長い期間をかけて機能追加を行っているため、コードが肥大化し可読性が悪く共通化されていなかったり、データ構造が複雑になり処理速度や負荷が増加してしまっている箇所が多くありました。また移管前からの作業手順を踏襲しているため、リリース時の作業やデータ設定について手動で行う手順が今まで経験したプロダクトより多い印象でした。
一方で、長期運営ゆえのプラスの点もありました。
長く運営しているゆえに、コンテンツの追加やイベントごとの対応などはすでに確立されており、プランナーとエンジニア間の連携手順はスムーズに感じました。プロダクト経験が長いメンバーが在籍していることで、有識者観点での確認も広く行われていると思いました。
経験を経て感じたこと
他社への出向は文化や仕事のやり方などの違いがあるかもしれない…と思っていましたが、大きく作業がしづらいことは全くなかったです。
グリーグループ間での連携を強化していることもあり、受け入れや引継ぎについてもスムーズに対応いただいて新しいプロジェクトへも非常に入りやすかったと思います。前職が大手企業SIerへの派遣業務だった経験と比較しても、同グループ間で厚めに連携を取れていることをありがたく感じました。
長期運営タイトルゆえの問題点も感じましたが、長く運営しているからこそ常によりよくするための努力や工夫を積極的に行っていけることは自分にとってプラスになっています。改善できる内容をタスクごとにまとめ、プランナーとエンジニアで連携を取って改善に努めています。
現在は処理速度や負荷軽減による運営費用削減に注力し対応を進めているところです。
リリースして間もないプロダクトではつい後回しにしてしまったり、後から問題になるような点が何なのかを知り経験できたことは非常によかったと思います。
最後に
出向前の面談で説明を受けた時点で、グループ内ですが他社であることや長期運営タイトルであること、また今まで関わったタイトルとは作りが異なることに不安もありました。実際に出向してみた今ではポケラボでは経験出来ないことに多く触れられていると思います。
こういう機会がいただけたことで自分が恵まれていることと、仕事と改めて向き合う良いきっかけになりました。
実装と運営期間や方法の違うプロダクトを経験したことで、視野も広がったように思います。
次の目標は負荷軽減で超長期運営!長く愛されるタイトルに関わっていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本件に関するお問い合わせ先
グリーエンターテインメント株式会社 広報担当
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